2nd Full Album【SOLE】
2021年のファーストアルバム「I don't want it to be dyed like that shining black」から約2年。solesから待望の2ndフルアルバムがついに登場!
すでにライブやシングル曲として発表済みの曲に加え、新たに新曲5曲を収録!
2nd Full Album【SOLE】
2023.04.23 Release
2021年のファーストアルバム「I don't want it to be dyed like that shining black」から約2年。solesから待望の2ndフルアルバムがついに登場!
すでにライブやシングル曲として発表済みの曲に加え、新たに新曲5曲を収録!
1stALBUMはとにかく「アルバムを作りたい!」という強い気持ちがあり、とりあえず出来た曲はどんどんアルバムに入れて、曲を増やして、という感じでした。
この2ndALBUMは、一曲一曲今までにないアプローチをしようとメンバーと話し合い、1stより一つの曲のことを深く考える時間が長かったと思います。「曲とちゃんと向き合う」というのかな。
もちろん音楽を作っているのは僕たちだけど、『その音楽の方が何を求めているのか』ということに耳を澄ますことが多かったように思います。そこがこのアルバムを作るにあたって、1番の収穫でした。
一つ一つの曲が全く別の表情をしていて、それぞれに違う魂が宿っているカンジ。全く構図もカラーも違う絵画が並んでいる、でも全体としては同じ生命力に満ちた美術館。
美術館の名前は、SOLE。
覧た人の心に残りますように。(シミズユウスケ)
初期衝動のようにがむしゃらに曲を作って完成させた1stアルバムを経て、2ndアルバムは様々な方法で曲を作っていきました。
音を映像に置き換えたり、色や温度に置き換えたり。感情だけではなく五感を音で表現出来ないかと模索して、悩み、苦しみ…。
かと思えば、驚くほどすんなり完成したり。
今作は様々なタイプの曲があって、それでいて作品として破綻していないのは、solesというバンドが自分たちの持ち味を発揮出来ているなのかなと思っています。
僕たちはこの一年よく話し合い、考え、悩みました。本気で伝えたいし、本気で伝わってほしい。そんな想いで音楽に向き合っていました。
結果、 納得のいく形で 2ndアルバムを発表出来たのです。(ひと安心)
作品は発表して自分たちの手を離れた瞬間から、誰かの物になる。
このアルバムは必要な人の大切な作品になってほしい。そういう人に1人でも多く届くように願ってます。(いしつかねこ)
僕は常々思っている事があって、それは「芸術は不死身」という事です。作っている人間は確実にいつか死ぬのに、芸術は100年経とうが200年経とうが、生き続けています。そして、僕たちに絶え間なく感動を与えてくれます。小説、映画や絵画、他にも沢山ある。そして…音楽。僕たちは芸術を作っているのだ。そういう風に考えています。だからsolesの楽曲も永遠に生き続けます。いずれ朽ち果てる僕たちが、音楽で生き続ける。(シミズユウスケ)
今作のオープニングナンバー。solesの楽曲の中でも最速のBPMで疾走感のあるロックな曲です。今作は様々なアプローチをしてますが、アルバム完成間近に生まれたこの曲は、ギター、ベース、リズム、歌だけのシンプルな編成。デモの段階でユウスケ君がサビの「oh yeah」の部分の歌詞が上手く思い付かなくてと言ったのですが、僕は「言葉に出来ない事表現するから音楽なんですよ」みたいな返しをした気がします。この曲を聴く時は「oh yeah」にあなたの感情を乗せてみてください。(いしつかねこ)
アンビドなんて言葉は存在しません。ぼくが作った言葉です。歌詞には伝えたい気持ちを乗っけたり、相手に届けたい想いを込めたりしますが、この曲にはそれがありません。だからこの曲は、言葉ひとつひとつの響きやメロディにフォーカスして聴いてもらいたいかな。単純に音や言葉で遊んでいる曲です。今までそういった曲をあまり作らなかったので、solesの違う面が聴けるかな。楽しい曲です!音楽で遊びましょう!!(シミズユウスケ)
solesらしいアップテンポなナンバー。ちょうどこの頃に 2人とも機材を増やしたので、使いこなすために色々なことを詰め込んだ曲になってます。曲の展開もリズムや音で存分に遊んでいますね。1stの頃は音の足し算ばかりやってましたが、ようやく引き算と掛け算を覚えました。ちなみに大サビからのベースフレーズはモーニング娘。の「ハッピーサマーウェディング」のオマージュ。(いしつかねこ)
ご存知の方もいると思いますが、この曲は1stALBUM「I don't want it to be dyed like that shining black」に収録されていた曲を、新たに録音したモノです。この曲の核は、相棒であるいしつかねこです。彼をイメージして書いた曲であり、もちろんボーカルをとっているのもいしつかです。前回よりさらに曲の世界観が濃厚になったカンジかな。エンドアンドスタート。何度でもこの曲と共に。(シミズユウスケ)
1stアルバムに収録されているバージョンとはまた違うバージョンでの収録です。実は1stを発表した頃には、1音高くなったこのバージョンでライブ演奏していました。我ながら相変わらず声高いなと思いますが、これくらいの方が歌いやすいです(笑)この曲をたくさんの人が好きと言ってくれるのは嬉しいです。さらにパワーアップしたアウトロは必聴!!(いしつかねこ)
音楽っていうのは、音でないモノを音に変換する作業だと思っています。アルバムの中でもそこが一番強調された曲だと思います。ある漫画を読んでいて、「パリコレに出るようなスーパーモデルは、そのランウェイの数十秒に全てを賭けている」とありました。そこにグッときて、この曲を書きました。スーパーモデルの本番前の緊張感、カーテンの向こうから聞こえる歓声、ステージに歩き出した時の表情、そして覚悟。そういったもの全てを曲の中に落とし込めたと思っています。この瞬間だけ、輝ければいい。(シミズユウスケ)
アレンジャー泣かせの7.5拍子から展開していく迷曲です。曲の構成を場面場面の映像に置き換えて、それを音にしていくという作り方をしました。頭の中でイメージする映像と音を擦り合わせていく、そんな作業ですね。リズムやシンセの音でカメラのシャッターや歓声を表現しました。そんな風に聴こえるといいな。(いしつかねこ)
初めてあらかじめ決められたテーマに沿って書いた曲です。テーマは「夏」。この曲は、夏の空をイメージして作りました。夏の空って言っても色々な表情があります。晴れ渡った青空、夜空に打ち上がる花火、突然の夕立ち。それら全てを、上手く一曲の中で鳴らせたなと。solesを結成してからピアノを弾き始めて、この曲ではかなり有効的に使えたかな。(シミズユウスケ)
TYTW主催のオムニバス作品に参加した時、夏をコンセプトに曲を書いてほしいと言われ、作った曲です。夏の曲ってたくさんのアーティストが作ってきてるけど、solesが夏を表現するならこんな感じ。夕立を思わせる雨の音から始まり、久石譲先生の「Summer」よろしくなピアノの音へと紡いでいく。ピアノという楽器の良さを十分に引き出せた楽曲になったと思います。コンセプトに沿って作品を作るという事を学んだ、作曲に対するスタンスが変わった転機の曲。(いしつかねこ)
この曲の歌詞が完成したのが夜の1時34分だったので、それをタイトルにしました。昔のある小説に「ささやかだけど、かけがえのないもの」という一節があります。この曲はそんな言葉から誕生した曲です。なぜか記憶に残っている事。ふと思い出すあの時の思い出。そういったモノが、意外にも僕たちの心を温めてくれるはずです。(シミズユウスケ)
1stアルバム後、初のシングルリリースした曲。歌の力が強いのでアレンジはすごくシンプルにしてます。逆再生してるギターは自宅で録ったものをそのまま採用。この曲を作ってる時は菅田将暉くんに歌ってもらいたいねなんて事を言いながら作ってました。一応オールナイトニッポンにもメッセージと一緒に送ったけど、この曲がラジオで流れる事はありませんでした…。(いしつかねこ)
タイトルの元ネタは、ぼくの好きな作家フランソワーズ・サガンの代表作から拝借しました。そして、歌詞も少なからず一般的に知られている彼女の人柄についてと、ぼくの偏見によって書かれています。この曲を聴いた貴方がサガンを読んで、そしてまたこの曲に戻ってくるのを待ってます。(シミズユウスケ)
今作の中では比較的すぐに完成した曲。あまりにもあっさり完成したので、あまり覚えてないですね。solesの曲作りはめちゃくちゃ難産かすぐ完成するかを繰り返してる気がします(笑)サウンドのイメージはオルタナティブロック。1番得意なアプローチですね。ラストに向かってギターからピアノに楽器が変わるのがsolesらしい。どんな曲を作っても"らしさ"は保っていたいなと強く思います。(いしつかねこ)
歌詞に「春の嵐が連れてきたメロディに」とあるのですが、まさにその通りの曲かなと感じています。ギターに関して言えば、参考にしたのは Pixiesのwhere is my mind?という曲ですね。え?って思った人。だってそうなんです。いしつかねこのメロディセンスが光る曲!!(シミズユウスケ)
1stアルバムの大体の作業が終わって安心しきっていた時期のライブで、あまり良い反応が得られなかった日がありました。帰り道、ライブでどう伝えるか、どうやったら伝わるかを真剣に話した記憶があります。そんな話をした後にユウスケ君を館林に送り届け、古河に帰る道中で作った曲。ステージに立つ意味とか音楽を作る意味とかそんな想いが素直に詰まってます。「多分、きっと」は僕の口癖です。(いしつかねこ)
アルバムの中でも強いメッセージ性を帯びた曲だと思います。あとリズムですが、とにかくこの曲を書いている頃はエイトビートに飽きていて、メロディも歌詞も何も決まっていない段階からこの拍子で曲を作ると決めていました。今までは「なんとなく出来た曲」を詰めていって完成させることが多かったですが、これは「このリズムで作る」という縛りを自分に課して制作を進めました。結構違和感なくハマったかなと思います。ライブでもよく演奏する曲。(シミズユウスケ)
王道なオアシスオマージュかと思いきや7拍子で進んでいく癖のある曲。ストリングスをこれでもかと使えるのはsolesだからこそだと思います。やりすぎくらいで丁度いい。「くだらねえ」で歌い始まる曲ランキングがあったら、この曲かエレファントカシマシの「今宵の月のように」の一騎打ちになると予想されます。ちなみにシングルバージョンのジャケットがとても綺麗だったのでロンTにしちゃいました。物販で買えます。(いしつかねこ)
アルバムの最後を飾る曲。この曲を書いている時、終わりの見えないウクライナ侵攻のニュースが多く取り上げられていました。反戦歌と呼べるのか分かりませんが、僕がこの曲で描いたのは「僕たちはそんなことには絶対に関わらないよ」という、静かだけど確かな抵抗です。そして、歌詞に隠されたメッセージが聴いた人の心に残ればいいと願っています。(シミズユウスケ)
今作ラストの曲にして最後に完成した曲。様々なアプローチをしてきた一年間の集大成として、絶対に完成させてアルバムに収録したいという、もはや意地だけで完成させました。難しい事はやってないけど、このニュアンスを出すのはすごく苦労した。1音1音にストーリーがある、そんなアレンジが出来たかなと思います。この曲のおかげで良い作品になった!ぜひともアルバム通して聴いてください!(いしつかねこ)